雑文集

徒然ってる

「ポケットに名言を」

お風呂で読んでたの、ああこの本もこの本も読みたいな、映画も観たいな、世界にはありとあらゆる気になるもので溢れていて、昼も夜も足りないんじゃないか。

あと何枚絵が描けるだろう、あと何冊本を読めるだろう、あと何本の映画が観れるだろう?

とてつもないそれ、由々しき事態!

いまから80まで生きて一日一枚描いたとして、47年×365日=17,155枚しか描けない、嗚呼

数字はいつもとても哀しく、しずかにさみしいものだから目安として片隅に追いやって

それでもどきどきする、血が流れて立ったまま眠るとはこのこと?

14歳の秋、世界を終わらせることのできる核兵器が存在することをしった時の気持ち。

四角の中に見えたうろこ雲、さびしさ、核兵器の筐体の姿形を想像しておそろしくなったあの気持ち、

世界じゅうのひとはそれを知りながら日常を流していることも恐ろしい、

しばらくして怖がっていた私も夕食を食べて宿題をやっている、その終わらない日常の恐ろしさ

人生の逆算はそれと同じおそろしさだ、

先人が言うようにつまらないことに人に迷う暇も悩む暇もなし、後ろには夢はなし、

眠れないといきていけないだなんで、なんて効率が悪いんだろうといつものように