雑文集

徒然ってる

ジム・ジャームッシュ祭り

ジム・ジャームッシュ祭りということで。
レトロスペクティブ!
ストレンジャーザンパラダイス
ミステリートレイン
パターソン
ナイトオンプラネット
の4作品を予約して今夜はストレンジャーザンパラダイスを観た。
スクリーンで観たかったのでうれしい。
素敵な気持ちで夜を過ごして、そういう時しばらく人に話さずひとりで消化する時間を大切にしている。他人の感想で自分の感じた気持ちの形ををこわさないようにしている。
ストレンジャーザンパラダイスを初めて観たのが20歳すぎで、初めてひとり暮らしをした千歳船橋TSUTAYA。バイトが休みの前の日の夜、4本1000円、あよじっくり映画を選んでいる時間いまもう一度やりたいな、やろう。
脱線。そのTSUTAYAは洋画、邦画共にミニシアター系のコーナーが充実していてあまり好んで借りられないような映画に手書きPOPが必ずついていた。
ソドムの市とか欲望とか永遠と一日とか、ギリシャ映画の特集していたり。
その頃は絵が描けなくなって描かないから余計に描けなくなる地獄無限ループの中にいて、映画と小説と音楽のばっか期を繰り返している時期で、ストレンジャーザンパラダイスですっかり虜になっていっきに観ていまだにいちばん好き。
ジム・ジャームッシュ映画の中で出てくる煙草を吸う仕草も好きで観ながら煙草を吸いまくっていた。映画に出てくる人たちの何気ない造作に憧れていた。
久しぶりに観て嗚呼ア~、当時と変わらず最後のシーンで同じ気持ちになった。
通じ会えてきたようで他人な奇妙な3人組、彼はヘルシンキへ行ってしまった。
スクリーンで観ると改めてどの画角というかレイアウトも完璧で、好きな映画はいつ停止してもトリミングばっちりの平面構成というかんじで納得?感心いや違うな惚れ惚れしてしまう。
ジム・ジャームッシュの映画はいつもそれで最高。
眠くなってきちゃった。

去年は有楽町線で毎日陰鬱から胃液に染み渡って公私共にメンタルスーパーハードモードだったことを思い出して、
今日はこんなに素敵なわくわくした気持ちの帰り道で、なんとはなしに生きてるって良いな~と思った。
今はそんなこと無かったかのように元気で、でも割と絶望している時こそ良い絵が描けることもあるし、
描かけなくなってからの映画ばっか期のおかげで色んな映画をしれたのだから、
関係ない点と点が繋がった時、生きてるのよきみになるのかな。なるのでしょう(希望)