雑文集

徒然ってる

かりかりのぐにゃり

毎晩お風呂の後か前にコロコロとかクイックルワイパーで髪や埃を取っていて、

今日はゴミにしては大きくて埃にしては存在感のある影があってなんだこれは?という気持ちでつまんだら亡くなった蜘蛛だった。

蜘蛛には申し訳ないけれど虫が苦手なのでひゅっとして謝りながらちり箱へ入れた。

その感触が干からびているのにぐにょっとしていて弾力がある感じもして、

わたしもいつか終わったらこういう感じになるのかも知れないんだな、とふと思った。

愛がありあまっているけれど誰かにぶつけるのは今じゃない、という感じの日々で、しばらくはそうやって過ごしたいけれど、

いつか誰かにかりかりのぐにゃぐにゃになる前にぶつけられたらいいな

おやすみなさい元い、お刺身野菜